まず、もっとも重視すべきがやはりテキストの質です。繰り返しなりますが、出題科目を全網羅し文字ばかりが羅列された旧来型のテキストではなく、選ぶべきは図表を多用し多彩なカラーが効果的に配置された、視覚的にもわかりやすく初学者でもスムーズに学習を始められる編集であること。
また、見ただけで威圧される辞典のような厚さではなく、近年の出題傾向が反映されポイントだけが凝縮された、誰もが「これなら続けられそうだ」と感じる、敷居の低いテキストを選んで欲しいと思います。
次に重視したいのは、今やテキストと並ぶ通信講座のメイン教材となった上質な講義メディアです。中には資格予備校の通常の講義を収録しただけの物もあり、講師が板書きする様子がダラダラと流れていたり、受講生がカメラの前を横切るなど、決して集中して試聴できないメディアも存在します。
選んで欲しい講義メディアは、受講生専用に製作されたもの。もっとも進んだ講座では、専用スタジオを用意し選任講師の講義を複数台のハイビジョンカメラで撮影。編集時にはノイズ除去をはじめ、時には講義の様子、次の画面ではテキストのアップなどあたかもテレビ番組のような編集を行い、実に高画質かつ高音質、そして、わかりやすい高品質な講義メディアも存在しています。
また、受講生に対する充実したサポート体制も重要です。疑問点に無料で素早く回答してくれる質問受付はもちろん、初学者が無理なく学習を継続するためのノウハウやテクニックが紹介された学習ガイド本の存在は必須。
さらには、パソコンや携帯電話のインターネット環境を利用した学習及びサポートシステムも、長期間に渡る学習では心強い味方となってくれます。
そして、やはりその講座の効果測定としてもっともその指標となるのが合格率です。社会保険労務士試験の主催団体「全国社会保険労務士会 試験センター」が毎年の試験後に発表する、全国平均の合格率を上回るのはもちろんのこと、候補に挙がった各通信講座の合格率も比較してみましょう。
もちろん、リーズナブルな受講料も見逃せないポイントです。20、30代の若手社会人が無理なく捻出できるといえば、10万円がその限度であると思います。ならば、受講する通信講座も上限を10万円として選んで下さい。
ただし! 単に基礎講座の受講料が10万円以内であっても、それはコストパフォーマンスに優れているとはいえません。CDやDVDの講義メディアが標準装備された基礎講座に加え、過去問講座を同時に受講しても10万円以内となって、はじめてコストパフォーマンスに優れた講座といえるでしょう。 |